HOMEへ戻る

日記

   

■10月も終わりです           10月30日(月)

 明日はもう10月31日。10月も終わりです。明日は静岡クラスなので、たぶん日記の更新はできないと思われますので、これが今月最後の日記になるかも。

 なんだか下のムスメの風邪が移動してきつつある気がします。まずい…と言うわけで今日はおとなしくしております。無理しない、無理しない。来月は忙しいんですもの。とはいえ、多少のことなら気力で何とかなることもあります。風邪くらいなにさっ!!と頑張っているといつの間にか元気だったり。

 今日は萩の花のイメージでゆびぬき作っておりました。画像は花シリーズにupしてあります。


■かぼちゃ                10月29日(日)

 取り掛かっているミニポーチは時間を見ながらボチボチと。

 今日はゆびぬき一つ。31日のハローウィンにちなんで「Jack O Lantem」のつもり。カボチャちょうちんに見えるかな?

 ハローウィンもアメリカのお祭りですが、最近は日本でもイベントとして人気があるようです。雑貨ショップなどにはカボチャや悪魔、黒猫や魔女などがあふれてます。もともとはケルト民族の「お盆」みたいなもののはずで、なんとなく日本人になじみやすいのかも。
「お菓子頂戴。さもなきゃ悪さしてやるぞ<Trick or Treat!>」とご近所を子供たちが回る風習があるということですが、これ、地蔵盆のときに子供たちが町内をめぐってお菓子をねだるのと良く似ています。
新聞だか何かで、新興住宅地で地元の伝統の祭りが無い地域にハローウィンが人気だと書いてありました。なるほど。

 ハローウィンといえばカボチャ。カボチャの料理もいろいろありますけれど、店主宅でかつて子供たちに大人気だったのが「カボチャの蒸しケーキ」。できたて熱々も美味しかったけれど、少し時間をおいて生地に甘みとバターがなじんだ翌日も美味しかったなぁ。もう子供たちに「作ってよ」とねだられることも無くなりました。

 作ってみたいという方のためにレシピを書いておきましょう。

<材料>
a. カボチャ 皮をむいて正味で 100g
b. バター 30g
c. 砂糖 70g
d. 卵 1個
e. スキムミルク  60g
  小麦粉 120g
  ベーキングパウダー 小匙 1と 1/3
  生クリームか牛乳 適宜

<作り方>

1. カボチャの種と皮を取ったもの100gを3センチくらいのサイコロに切って、蒸し器で蒸すかラップをして電子レンジで加熱してやわらかくする。出来れば蒸し器のほうが水分が飛ばないので良い。

2. ボールにカボチャをいれ、つぶすとともにbからeまでの材料をこの順番にいれながらカボチャの余熱を利用して混ぜ合わせる。結構どろどろになります。

3. ふるった小麦粉とベーキングパウダーをさっくり混ぜて型に入れる。私はオーブンペーパーを引いた裏こし器を使ってました。このときに材料が固すぎる<水分が足らない>と思われたら、牛乳や生クリームでゆるめる。

4. 蒸し器で30〜40分蒸す。できあがり。

この材料でパウンドケーキ型の小さいもの一つ分だったような記憶があります。いつもこの倍の量で作ってました。それでも足りないこともあった懐かしい時代。

 さて、今日はカボチャの煮物でもするかな。


■今日はうさぎ薬局        10月27日(金)

 今週はいろいろと外出の多い週でした。火曜日は蔵前のゆびぬきクラス、水曜日は銀座サンケイ学園の講座初日、木曜日は打ち合わせ、そして今日はうさぎ薬局キルトクラスです。

 キルトだってするのよ〜というわけではありませんが<そんなことを言うにはちと小さい>ミニミニポーチとコインケースってこんな感じです。

          

 木曜日にようやくバネ口金を購入。予定していた物が無かったのですが仕方ない。サイズの問題ありますから。このミニミニポーチは先日の日記にも書きましたが、カナガワ(株)の小冊子手作り広場Vo3に掲載されている吉田恵子先生のデザインの形です。店主には珍しい薔薇柄の布を使って、花の部分にオリヅル絹穴糸で刺繍を入れ、ビーズなども使用しています。パッチワークをするのではなく、一枚の布のデザインを生かす方法です。なかなか可愛い<笑>

 一番手前のコインケースは今日のうさぎ薬局の見本です。ファスナーサイズが15cm。この形もいろいろなところで目にするようになりました。ころんとして可愛いですよね。今回はクレイジー風につないでオリヅル絹穴糸で接ぎ目にいろいろ刺繍入れてます。布はポーチの余ったものを使いました。

 さて、午後からはうさぎ薬局なのですが、ただいまミニミニポーチを少し拡大して、手持ちの口金を使いきろうと思い、適当な布をカットしているところです。またあまり使わない薔薇柄とか、クリスマスプリントなども使ってます。表布はカット済。残りは中袋。これが結構布の面積が必要で、適当に残ったカットなどというものは役に立たない。でも、半端な布は使いたい、というわけで、いろいろ探しているところ。布のカットはこれでよしとなるまで結構時間がかかります。

 ゆびぬきも作りたいと思っているのですが、とりあえず目の前にあることから。

 話が変わりますが、昨日日ハムが日本シリーズを制しましたね。新庄選手の引退試合としては最高でした。日本ハム、オメデトウございます。新庄選手って独特のオーラを持った選手だという気がします。これから野球選手は引退しても、また何か素敵なことをしでかすのではないかしら。
 そして阪神タイガースはまた来年頑張って欲しいものです。


■祈る                10月23日(月)

 手術を控えている方がいます。その方の「厄除け」の意味をこめてうろこ模様のゆびぬきを作りました。9色のうろこです。虹の配色ですが9色ですので、タイトルは「龍田姫」。龍田姫は秋の女神様で風の神様でもあります。色鮮やかな衣をまとっていらっしゃるのではないかしらん、と。

 彼女の手術がうまくいきますようにと願っています。


■ちがう!!               10月22日(日)

 金曜日からちくちく仕事。これはカナガワさんの小冊子に掲載されている吉田恵子先生デザインのミニポーチの布違いバージョン。先生の見本に似せて刺繍を入れたり、ビーズをつけたりはするものの、そんなに手のかかるものでは無いのでちゃっちゃと5個分の布をカットして始めました。ミシンを使うには小さいのですべて手縫いです。しかし、同じものを5個作るのは飽きっぽい店主には欠伸が…

結局最後の段階を今日に持ち越してしまいました。昨日は新しいクラスがあったので、ちくちくはできなかったので。

 さて、午後できあがり〜♪バネ口金のタイプなので口金は通すだけ。確かバネ口金は我が家にあったはず…と引っ張りだして通してみると…

 サイズが違った<苦笑>あーあ。

口金はやっぱり買いにいかなくてはならないようです。出来たミニポーチはなかなかに可愛かったので、サイズの違う口金も、型紙を少々拡大してミニポーチにしようかなと考えております。


■教室作品                 10月19日(木)

 火曜日、水曜日と続けてゆびぬきクラスでした。火曜日のクラスは現在午前クラスのみとなっています。各クラスの画像をupいたしましたのでごらんくださいませ。

 水曜日の新宿クラスには振替レッスンで新宿金曜日クラスの方がお一人お見えでした。その方の画像は本来のクラスにupしてあります。


■おしゃれ工房発売            10月16日(月)

 おしゃれ工房11月号が発売になりましたね。90Pにひさぎさんの「ゆびぬきの針山とミニチュアゆびぬきのアクセサリー」が載ってます。もちろん作り方も。可愛いですよ〜♪

 そして、ひさぎさんの個展も発表になってます。これは来年の話なのですが、駒込のギャラリー工藝舎というところです。掲示板のほうにリンクしてありますので、よろしければどんなところで個展をされるのかごらんくださいませ。

 ただ、ひさぎさんの個展は丁度東京ドームで開催される「東京国際キルトフェスティバル」とまるっきり重なるのです。ドームにお仕事で張り付いている店主は今回ひさぎさんの個展に行けない…。・゜゜・(≧д≦)・゜゜・。どうしようかなぁ。

 さて、最近はゆびぬきを作っていない店主。公孫樹が最後です。また頑張らなくっちゃ。


■美容院                  10月15日(日)

 半年ぶりに美容院に行ってきました。いつもお願いしている近所の美容院ですが、申し訳ないくらい期間が開きます。今日は一番したの小学生の息子が遊びに来てました。日曜日だもんね。一番上のにいちゃんは今年高校受験だそうで…二番目も男の子なんですよ。三人兄弟。二番目の兄ちゃんが赤ちゃんの頃から知っているのですが、何せ半年に一度しか行かないので、10回行けば5年たっているという計算。

 半年に一度でもよく覚えてくれてます。いつもの通りとお願いして終わり。たまには髪型変えれば、といわれるけれど、前髪がおでこに当たるとチクチクするので嫌い。仕事をしているときに髪の毛が顔の周囲にかかるのも嫌い。必然的に長めのボブということに。このスタイルでもう長いです。美容院に行っても行かなくても誰も気づかないくらい…


■てこずってます              10月13日(金)

 今日はうさぎ薬局のキルトクラス。コインパースを題材にしました。バザーがあるのだそうで、小さくて手軽なものを、と皆さんに言われていたのです。今月は2種類のコインパースないしはミニポーチです。

 さて、夜になってからイーネオヤの自習をしています。てこずってます。これはしばらく練習が必要だなぁ…<笑>

 糸が細いのはゆびぬき同様なのですが、目をギュッと締めてしまうので、これでいいのか?と確認しようにも、見えない(^^;;
ホントこれでいいのかしらん。

 それに同じ調子で糸を送り出すことがまだ出来なくて、大きさバラバラ。これもまだ一つ二つしか作っていないので当然です。ま、ひたすら練習あるのみです。明日は時間が取れそうだから、一日イーネイーネ、オヤオヤ…とやってようかな<笑>


■イーネオヤ                 10月13日(金)

 一昨日11日に七海先生のイーネオヤのワークショップに行ってきました。ちょっと目の調子が悪い日で、用心のために毛糸も持参<笑>

 …毛糸持っていってよかった…

 いやぁ、細かいです。全然見えません…自分がやっていることが正しいのか正しくないのかがわからない<苦笑>それでも意地になってやっていましたが、途中であきらめ、毛糸モードに。これでようやく自分のやっていることが見えて理解できました。…トシをあらためて感じました。

 金曜日はうさぎ薬局なので、木曜の夜帰宅してからサンプル作り。プリントはすでに出来ているのですが、サンプルがまだなのです。あとちょっとかかりそう。明日<いや、今日ですね>の午前中にしあげです。


■母の手展                  10月10日(火)

 横浜高島屋で開催中の「母の手展」に行ってきました。先日福島県立美術館で見たような力強い庶民の美。可愛らしい端縫いのの子供の着物や、刺し子。そしてそれを発展させた現代のキルトもありました。

 ひさぎさんご一家のゆびぬきは会場の中央の大きなガラスの陳列ケースにぐるりと一周して見られるように展示されていました。おばあさま、お母様、ひさぎさんと親子三代のゆびぬきとおばあさま、おかあさまが作られた手まりが仲良く並んでいます。圧巻はおばあさま小出つやこさんのゆびぬき。製図と共に一箱ぎっしり。8月に金沢の作品展でお会いした作品です。会場の中でも多くの人が素敵だとため息をついておられました。

 改めてこの美しいゆびぬきが滅びる寸前につやこさんの手で救われて、ひさぎさんの代まで伝えてくださり、私たちも知ることができたばかりか、新しいデザインや工夫も加わってよりすばらしいものとなって眼前に見せてくださったことに深く感謝します。

 ものを大切にし、暮らしの中に美を創り出した母たちの手。その手から私たちはバトンを受け取り、そして次の世代により美しいバトンとして渡すことができますようにと願ってやみません。

 会場では偶然にもゆびぬきクラスの生徒さんお二人にお会いしました。クラスの皆様もどうぞ素敵なゆびぬきやキルトなどを伝え、暮らしの中から美を創り出してくださいませ。


■ゆびぬき                  10月9日(月)

 ゆびぬきが一つ出来ましたのでup。公孫樹<いちょう>です。公孫樹の葉に見えるでしょうか。

 秋の公孫樹の黄色い扇形の葉が散る風景はなぜか小学生時代の記憶につながります。今でもあるはずです。明治学院大学正門前の公孫樹の大木。実は空の青さに見惚れつつ歩いていてこの大木に正面衝突したことのある店主です<笑>ボーっとしていたんですね。痛さで我に返るまで目の前の公孫樹に気づかないなんて。


■趣味                     10月9日(月)

 新宿金曜日クラスの画像をupいたしました。皆様力作そろいです。左の目次から各クラスの作品をごらん頂くことができます。どうぞごらんくださいませ。

 さて、先日から趣味の編み物に走っておりますが、今度はこんなのができました。これは8日の日記にあるものです。昨日8日に完成はしていましたが写真とってませんでした。

            

これはパピーという毛糸メーカーさんの変わり糸1玉で編んだプチマフラー。サクロモンテという糸です。編み図など公開されていますのでご興味のある方はどうぞ。

パピーさんのサイト http://www.puppyarn.co.jp/03patterns/2.html

店主が編んだのは「09番」です。

それから昨日は先日七海光先生から教わったトゥーオヤで、ちょっと小物を。トゥーオヤを4つ<5つする予定だったのに布幅が足りなかった…>編みつけたリネンの巾着。これ画像ではわかりませんが中袋は店主に珍しいばらの花柄です。でもってちょいと「Y」のイニシャルなどもステッチしましたが、これはオヤ用の糸なんです。刺繍は刺繍糸を使ったほうが良かったかも。アウトラインステッチでしたがバックステッチのほうが良かったし。反省点は多々。もちろんオヤもまだ綺麗ではありません。オヤの糸始末はライターであぶって糸を溶かし<ナイロンなので>てしまうのですが、一度失敗してモチーフが解けた…それをごまかしてます(^^;;

           

編み物も楽しい。実は今週はイーネオヤのほうも習いに行くのでしばらくはオヤにはまるかもしれません。だって可愛いのですよ。女性はいくつになっても<店主のトシはさていくつでしょう?>可愛いものには目がないのです。

さて、今日はこれからゆびぬき作りかな。


■編みもの                  10月8日(日)

 金曜日は新宿クラスのゆびぬき教室でした。お仲間ギャラリーのほうはもう少しおまちくださいませ。

 今日は編み物。5日に出かけた「モードとしての編み物」展のあった三越にパピー毛糸が入っていて、おもしろい変わり糸があったので、ついつい衝動買い。それを形にいたしました。パピーさんの製図そのまま作りました。ミニマフラーかな。まだ写真は撮っていませんので、そのうちにご紹介いたしましょう。それにしても変わり糸というのは慣れるまで時間がかかるなぁ。予定を大幅にオーバーした時間がかかりました。

 それが終わって今度はトゥーオヤを少しだけ。これはまだ形になってません。出来上がるかな。


■モードとしての編み物展         10月6日(金)

 昨日の日記でご紹介した「モードとしての編み物展」ですが、実は昨日午後から出かけてきました。

 編み物と時代の変遷の絡み方にはとても興味深いものがあります。

 戦後すぐの時代に家庭用の編み機が登場しましたが、それはミシン同様「内職」という仕事を家庭の中にいた女性たちに生み出しました。ミシンを踏んだ女性たちと同じように編み機をジャーッガーッと動かして家計を助けた女性たちがいたのです。また仕事ではなくても、家庭内の衣服としてセーターなどを作るのは主婦の仕事でしたから、たくさんの家庭で編み物がされていました。私も小さいときには毛糸のカセを毛糸玉に巻く作業のために母親からよく「手を貸してくれ」と言われてカセを両手にはめたものです。そんな時代が1950年代から60年代でしょうか。編み物も洋裁と共に「実用」でした。それは次第に女性の「教養」としてのイメージも定着していきます。その時代の「手の込んだプロの仕事」として機械編みのドレスや果ては着物まで。

 また時代が下って70年代ともなるとなぜか私も編んだ記憶のあるものも出てきます<笑>そろそろ安価な既製品の登場によって、編み物が「実用」から「趣味」に移行していきます。バルキーヤーンとか、ジャンボ針なんていうのが登場したのもこの頃です。手編みは爆発的な人気を誇る「趣味」でした。毛糸メーカーも新しい毛糸をどんどん発売したものです。素材もウールだけではなく化学繊維のアクリルなどもたくさん出ていました。

 趣味の時代は長く続きますが、女性の社会進出と共に女性は手仕事以外の「趣味」も手に入れ始め、手作りの「趣味」としてもキルトなど新しいものが入ってきたことによって編み物は次第に衰退していきます。根強いファンはいるものの、「手作りの趣味としての編み物」はごく一部の人のものになっていったのです。

 それがまた変化し始めたのはアメリカ同時多発テロの後だといわれます。それと前後して日本では編み物界でのスターも出てきます。男性の編み物の先生として目新しくまたそのデザインの華麗さで目を引いたのが今回の展示に取り上げられている広瀬光治先生。テレビなどmediaにどんどん出られて編み物の復権に貢献されました。今はまた編み物は人気の手芸です。ニットカフェなどを通じて、若い層にも編み物が浸透しはじめています。

 編み物のもつ一定のリズムと指さきとアタマを使うことによっての精神や体への刺激は老化防止やヒーリング効果もあるといわれます。それだけではなくてひたすら右肩上がりに成長することが良いことであるという現代生活に対し、「ロハスな生活」などの新たな生活観が生まれています。「自分の暮らしを自分で作る」という考え方、環境に対する意識から「自然な素材」が人気です。

 また今までの「実用からモードへ」といった「着るもの」としてのニットだけではなく、最近ではアクセサリーにニットを取り入れたり、バッグなどの小物類に人気があるようです。コットンやリネンなどはもちろんですが糸の種類もますます豊富になりました。今再びニットはブームを迎えています。

 一昨日福島で見てきた暮らしに生きた布のあれこれと共に、糸1本があやなすニットもまた時代の影響を強く受けています。時代と一言に言いますが、それは女性の社会的進出や経済成長、意識の変化など多彩な背景であり、複雑に絡み合ったものです。具体的なモノの展示によってそれらを感じることの出来た二つの展覧会。今年は良いものを見ることが出来ました。

 横浜高島屋ギャラリーの母の手展もまた時代と人間の作り出すものとのかかわり方を見せてくれるのではないかと期待しています。


■ハギレの日本文化誌           10月5日(木)

 昨日は福島市まで出かけておりました。これは福島県立美術館で10月15日まで開催されている「ハギレの日本文化誌」という企画展を見に行くため。巡回展なら、東京にやってくるのを待つところですが、そうではないらしい。これは福島までいくかなとは9月からずっと考えていたのですが、なかなか機会がありませんでたが、昨日時間が空きました。では、というわけでちょいと出かけてきたのです。

 今回の展示はある意味では民衆のサイドからのあれこれの布とくらしのかかわりを網羅したものです。王侯貴族が権力と金銭にあかせて豪華絢爛に作らせた布はあまりありません。もちろん中には非常に高価な布地や権力者サイドの人々のものもありましたが、それよりも「民衆が大切にした『布』」の印象が前面に出ていたという感じでした。

 中でも印象的だったのは藍染め木綿をただつないだもの。まるでクレーの絵のようです。もちろんたくまずしてそうなっただけで、実際にはつぎはぎを当て、それがすれて傷みがでたら、その上からまたつぎを当てるという襤褸なのです。そんな襤褸にも人は「美」を求める生き物なんですね。

 「美」といえば、以前日本民藝館でも見た津軽こぎんも非常に美しい。びっしりと刺し込まれた<縫うのではありません。布に糸を刺すのです>白の木綿糸は津軽の雪模様のようでした。見事なものです。これらも今回の展示物として入っています。

 現代の私たちが布に関りものを作るとき、『布製品を作るのがビジネスかワーク』でない人間にとっては、それは「趣味」であり、好きでなければやらなくても良いという、暮らしの中の必要な仕事ではありません。しかしかつては「暮らしの中での必需品」である布仕事は趣味などではありえず生活そのものでもあったのです。今という時代に同じような暮らしをする必然はなく、また必要でもなくなりましたが、それでも人は布には特別な想いを抱いている。だからこそ「布仕事」が「趣味」としてであれ、暮らしの中でつながり伝えられているのだと思います。

 ヨーロッパのレースや刺繍といった豪華な布もまたすばらしいものですが、庶民の暮らしの中で貧しくとも、材料が整わなくても、やはり追求された美も力強いものです。そういえば、アメリカンキルトも同様のものでしたね。<もちろん私はレースも刺繍も大好きです>

 今回ちょっと無理して出かけましたがとても良い企画展でした。お近くの方は是非どうぞ。15日までです。

 作品展では昨日から横浜高島屋8Fで「母の手展」開催中です。16日まで。こちらでは加賀ゆびぬきの大西さんご一家のものが展示されています。こちらも是非。

 秋は手作りものや手芸関係のハイシーズンで、作品展やイベントが目白押しになっています。できるだけ多くの作品に接して刺激を受けたいと思っています。

 こんなイベントもありますよ。「モードとしての編み物展」日本橋三越本店です。