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2年目の一月睦月の日記をつけはじめました。


■ラストデイ                1月31日(土)

 東京国際キルトフェスティバルも最終日です。会場の写真をアップしたかったのですが、「写真なんて撮るひまがない」なにせ、25万人はすでに超える入場者数です。

 知人にお願いした写真が届いたら、どんなにすごい人出であったか、アップいたしますね。

 さて、9日間休みなし、体力勝負のバイトも今日が最終日。結構楽しくやらせていただきました。一つには「自分のブースのことではないから、責任がない」ので、その分は気楽でした。もちろん、サボったりはしてませんよ。そして、何より好きな手芸のこと、説明したり、教えたりしながらの販売は楽しいことでした。

 今日で終わってしまうのがなにやら少し寂しい。

 しかし、来年の開催も確定しましたし、コンテストもあります。来年のコンテストにはおうぼするぞっ!!

 というわけで、行って参ります。


■あと2日                 1月30日(金)

 東京ドームもあと2日。ブース出店者はそろそろ疲れてきています。店主の知り合いの北海道からの出店者は、「まぶたがぴくぴくする」なと゛と言ってます。しかし、あと2日。

 今回のドームには職人の技として、キルトにはあまり関係の無いお店も出ています。江戸印伝、熊野化粧筆、木彫り、鼈甲、エトセトラ。しかしもうひとつ関心を引いていないようです。やはり、キルトに関係がないとむずかしいのでしょうか。

 キルトのお祭の間にも、事件はいろいろ起こってます。○○議員は「詐欺まがい」のことをしたにもかかわらず、涙で「辞めないのが有権者に対する責任」などという妙なことを言っている。おまけにそれを報道するスポーツ紙の見出しは「女々しい男」

 女々しい、というのは負の言葉。雄々しいというのは正の言葉。否定と承認といってもいい。言葉は社会の象徴でもあれば、まだまだ日本は男性社会です。しかし、みていただきたい。東京ドームに集まっている女性たちは「女々しい」か。これを「女々しい集団」というならば、『女々しい』という言葉の意味が変わっているのです。『女子供』の意味もまた。

 いつか『雄々しい』という言葉『女々しい』という言葉、共に新聞の見出しに踊るようなことは無い時代がきますように。

 それでは、今日も元気に行って参ります。


■意外                  1月29日(木)

 店主は○○バーさんという会社のブースでゆびぬきやら、針やらを販売しているのですが、な、なんと、去年に比べて1.5倍の売上げだそうです。

 店主は「ものを売る」のがむいているのか?

「いやぁ、すごいです」なんて、会社の人にいわれて、ちょっと意外。

 使い方を知らない方には、実際にキルトのデモンストレーションもします。「私はこれを使いますが、御自分の好きなもの、合った物を探してくださいね。サイズもクセもそれぞれにちがうんですから!!」と叫びながら、販売してます。

 褒められたのだから、素直によろこんでおけばいいのでしょうね。しかし、店主の力よりも、買う側のお財布の問題かも。少しでも「不況」に明るさが見えてきているのならばいいのですが。


■電車                  1月28日(水)

 東京ドーム折り返しました。5日目終了、今日は6日目です。さすがに人が多い。入場者は12万人を超えています。

 店主はバイトで気楽なものですが、集合時間は9時半。毎日それに間に合うように電車に乗ります。しかし、昨日、一昨日と、続けて電車が遅れました。人身事故と急病人です。続くときは続く、と言いますが、日本の「時間ぴったり」の電車が遅れるとかなりあせります。あせってもどうしようもないし、こんなときは「事故にあったひと」や「急病人」のことを心配すべきだとは思うのですが、なかなか。自分の都合を先に考えてしまいまいます。

 そして、「○○線じゃないんだから、遅れないでよ」なんて勝手なことを考えはじめる。満員電車のそこここで、携帯から「遅れます」という電話をする声が聞こえ始めると苛々します。

 連日の東京ドーム、後半。少し疲れてるかな?

 しかし、あと4日しかありません。早く作品を見なくては。


■日本語                 1月27日(火)

 このところドームに通う関係で、毎日通勤時間の満員電車に乗っております。満員なので、本を読むこともできませんのでボーッとしております。

 昨日妙なことに気づきました。駅に着くたびに車内放送がありますが、
おりのりのお客様は・・・・」というのです。乗り降りではありません。そんな言葉あったっけ?

 マナーとしては「降りるほうが先」だから、そう放送することになったんでしょうか?車内放送のいらぬ親切、しかし、このところのニンゲンのマナーの悪さは事細かに「これをするな、あれをするな」と言ってもわからないけど、言わなきゃもっとわからないから、仕方が無い、という説もあります。

 降りる方が先ですが、この満員電車を降り、「世の中の日常」から降り、どこか遠くへ行きたいと、ココロに願う人も、この満員電車のなかには多い事でしょう。反対に「先に降りたほうが負け」と考える人もたくさんおいででしょう。どちらにしても、「我先」では、争うタネが増えるだけ。

 しかし、「乗らなければ」降りることはありません。やはり「乗り降り」でしょう。

 イラク派遣命令が出ました。


■@東京ドーム             1月25日(日)

 今日も東京ドームです。今日は入場者が多いようです。日曜日なので、家族連れをよく見かけます。ご夫婦で来られている中高年の方も見かけます。このような形は「横浜キルトウィーク」ではほとんど見かけません。

 仲良くまわっておられるのはほほえましい姿です。でも店主にはちょっと引っかかる会話がありました。

 「ねぇ、これ買ってもいい?」「いいよ」

 奥様は、御自分のキルトの趣味に使う道具を購入するのに、ご亭主の許可を必要とするらしい。そして、お金もご主人のお財布から。

 フランスの女性達が自分名義で銀行口座を持てるようになったのは1960年代でしたが、日本では1950年代から、女性は女性名義の独自の口座を開設できました。

 勝ち取ったものではなく、与えられた権利は無駄にしてもいい、というわけではないと思いますが。         


■東京ドーム              1月24日(土)

 昨日から東京ドームにおります。バイト中です<笑>

 昨日の入場者数は2万人台でした。少ない気がします。横浜キルトウィークも、例年より少なくなっておりました。キルトも次第に興味をもってくださるかたが減ってきたのでしょうか。

 しかし、少ないといっても2万人の入場者。販売員をしているとてんてこ舞いです。

 毎日疲れておりますが、チョコレートを食べながらがんばっております<笑>

 なかなか作品を見るチャンスがありませんが、明日は2時間ばかり時間ができそうですので、みてまわろうと思います。友人が「和のキルト」部門のグランプリを取りました。とても嬉しく思っております。

感想など、ご報告はまた後日。


■ゆびぬきの本のこと その他   1月22日(木)

 1月18日の日記でレディブティックさんがゆびぬきについて掲載していただける御話をしておりますが、発売日が確認できました。

 2月7日です。

 レディブティックは1ページですが、やはりカラーで掲載していただけます。ゆびぬきの美しさは伝わると思います。ご参考までに。

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 店主はこのところ食生活が乱れております。定時に食事ができません。昼抜きもあります。にもかかわらず、けっしてダイエットになっていないのは、やはりチョコレートの威力でしょう。

実は本日のお昼ごはんは「ろいずのくるまろちょこれーと」でした。

 あ、そこで笑っている人、バレンタインが近いですけれど、余りましたらぜひ店主にお送りくださいませ。お待ちしております。<笑>

 チョコレート大好きです。バレンタインに男性に贈ったことはありませんが、自分用には買占めます。バレンタインの時期には、一年で最もチョコレートの種類がおおく店頭に並びますから、選ぶ楽しみがあります。今年はどこのチョコを買おうかしらん。

 明日から東京ドームですが、当然チョコ持参で「体力勝負」に備えます。


■次はドーム              1月20日(火)

 今日は「ゆびぬき展」のあったブラザーアートスペースへ、自分のレッスンに行ってまいりました。昨年、母の事などもあり、自分の作品を作ることができませんでしたが、今年は作る予定です。去年デザインだけはあげたものを布を選び、始動いたしました。

 そして23日からは東京国際キルトフェスティバルが始まります。これは国内最大のキルトのお祭です。しかし、いつまで続くか、確実ではありません。始まってから今年で三回目。毎年25万人の人が来場しています。お店も全国から、メーカー、キルトショップ、骨董関係など、多彩に出店されます。買い物にもとても便利です。

 店主は今回、ちょっとよそのブースでお手伝いをいたします。ゆびぬき展などにおいでくださったかた、店主の顔を見たら、どうぞお声をかけてくださいね。でも、「なんで、こんなところに?」なんて言わないでください。店主もいろいろなんです<笑>

 ゆびぬき展で後日発送の製品やキットをお求めになられたかたに申し上げます。現在キットは製作中です。発送のリストも製作中です。もうしばらく、おまちくださいませ。できればドームにいくまでに、少しでもおおくりできればとがんばっております。


■真綿の使い道            1月19日(月)

 『加賀ゆびぬき展』で、ゆびぬきに真綿を巻いて作る過程をごらんいただきました。真綿というのは、蚕の繭を延ばして作る「綿」のことです。かつて、「綿」といえば、この絹の真綿のことで、コットンのことではありませんでした。

 絹糸は、繭から糸を引き出して縒りをかけて糸にします。そして、一旦真綿にしたものからは紬の糸が作られます。

 少々横道にそれましたが、真綿の使い道はいろいろです。寝具として、衣類の中綿として、保温力があり、呼吸する繊維である真綿は最適です。
そしてまた、真綿の粘り、密度、伸展力、等は、針を通さず、今回のゆびぬきにも使用された理由ですが、同じ理由でかつては防弾チョッキに使われていました。

 中世ヨーロッパでは、鎧の下着として、キルティングを施した綿入れを着用していましたが、これもまた真綿が使用されていたものがあります。鋭い金属から体を守るために。中国では、戦争のおりに、やはり絹の真綿をいれたものを鎧下として使っていたようです。

 今の時代に、真綿は「ゆびぬき」や「衣類」「寝具」などだけに使って欲しいものです。


■ありがとうございました       1月18日(日)

 「伝承の加賀ゆびぬき〜このちいさきものの美〜」展が終了いたしました。

 ご来場者数は1/13日 183名 1/14 278名 1/15日 296名 1/16日 228名、1/17日 178名 総数計1,163名となりました。

 一介の無名のそれもプロでもない人間の、「手芸」の作品展としてはまさに異例のご来場者総数です。ブラザーアートスペースでも、始まって以来、という快挙。<残念ながら、会場は5月で閉鎖されることが決まっていますが>

 手芸の世界に確実に一つの華やかな花火が打ち上げられた、と言う気がします。今後、どのような展開になるのか、まだ何も決まってはおりませんが、大西さんにとって、また「加賀ゆびぬき」にとって、良い物になるように、店主も努力してまいりたいと思います。ちなみに、店主は今後も引き続き、彼女の裏方、マネジメントをやらせていただくこととなりました。皆様も暖かく応援してくださいますようお願い申し上げます。

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TOPページでお知らせいたしました、本のことについて。

 1月27日にパッチワーク通信社から発売されます「和布くらふと」No3に4ページにわたって「加賀ゆびぬき」が特集されます。

 内容は今回の作品展の作品の一部<半分くらい>と、作り方は今回キットで販売した物、ならびに矢羽根が掲載されます。作り方のページには、大西さんの作っている所の手先が、段階的に紹介され、わかりやすい構成になっています。

 また、レディブティックでも1ページのお取り上げ頂くことになっております。発売はまだ先です。

 どちらもお近くの本屋さんでお求めになることができます。確実には予約でお求めいただくことをお勧めいたします。どうぞお買い求めいただき、「加賀ゆびぬき」の美しさをあらためて見て頂きたいと思っております。


■来場者数               1月16日(金)

 ご報告。

 「伝承の加賀ゆびぬき」展の本日までの来場者総数が995人となりました。およそ1000人。最終日となる明日には確実に1000人を超えることになります。

 まったく無名の、手芸関連の作品展への来場者数としては前代未聞の数字でしょう。店主も友人にお手伝いをお願いしてなんとかやっております。しかし、充分な対応ができず、もうしわけなく思っております。

 皆様ありがとうございます。あと残り一日、何人の方々がこのちいさくも美しい手わざに触れ、感動していただけるでしょうか。あまりの反響に少々コワイような気分を味わっている店主です。


■交番                  1月16日(金)

 ゆびぬき展をやっている会場のすぐ近くに交番があります。

 お客様がおっしゃるのです。

 「交番で道をききました。おまわりさんが『すぐそこですよ。でも、今混んでますよ』とおっしゃって・・・」

 おまわりさんが会場整理をしてくださっている・・・?
 ありがとうございます <笑>


■うれしい悲鳴2            1月15日(木)

 本日も大変たくさんの方々にご来場いただきました。ありがとうございました。

 朝10時に開場しましたときには、数人のお客様。静かに展示をみておられました。やれやれ、今日は昨日の混雑はないわい、と安心して、昨日無くなってしまったキットをすこし作ろうとしておりましたら、30分もたたぬうちに、入り口の自動ドアがウィーンと開く音が立て続けにするようになりました。

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 開場には今日も人の波は途絶えることなく、午後3時すぎには追加で準備した材料キットもすべて販売終了いたしました。ありがとうございます。しかし、少々困りました。15日から17日まで、あと三日間、来てくださる方にご用意できるものがありません。

 追加で材料キットを作成中です。申し訳ありませんが、当初用意いたしました、「土台つき」の材料キットは完売いたしました。あらためて、「土台」の作り方をいれました材料のキットを作成いたしております。明日間に合わない場合は、申し訳ございませんが、少々お待ちくださいませ。

 また、会期終了後となりますが、キルト結で、「土台作り方つき説明書」「真綿」「和紙」「絹糸」の材料キットをお取り扱いいたします。ご希望の方は、キルト結ホームページより、お申し込みください。

 本日もうれしい悲鳴をあげておりました。

 


■うれしい悲鳴             1月14日(水)

 会場のレイアウトのために入ったのが9時。それから4時間、大西さん、店主、大西さんのお母様と、三人、また、ブラザーの助っ人が一人、頑張っているさなかにも、お尋ねの電話あり、時間を間違えて来られる方あり、てんてこ舞いをしておりました。お昼御飯も食べる時間なし。

 12時40分を過ぎると、なんと会場入り口に「列」ができはじめました。

 そして、1時。扉をひらくとどっとお客様がおいでになりました。32坪という、ギャラリーにしてはかなり広い会場に人があふれました。店主の対応する販売コーナーにも人が押し寄せます。一人ではとても対応できません。運良く、(相手には運悪く?)友人の姿を見つけ、呼び寄せて何がなんだかわからないうちに、彼女もにわか販売員。一時間の間に、この一週間分として用意した品物の半分が消えてしまいました。それも、「お一人、一つにしてくださいっ!!『ゆびぬき』製品もキットも一つです!!」ということにして、です。

 遠くからおいでいただきました。栃木県からきていただいた、まさえごんさま。愛知県から来ていただいた方、大阪からのO様、千葉、横浜、福島、埼玉、・・・・有り難うございます。こられないからとお花を頂いたA様、ありがとうございます。

 店主や大西さんの友人ばかりではありせん。見も知らぬ方々が、無名の人間の作品展においでくださったのです。ただただ感謝です。

 13日はどのくらいの人数がおいでくださったのか、100人は超えていることは確実です。アンケートなどだけで、そのぐらいはありましたから。

 今日は何人の方々がおいでくださるのでしょう。お待ちしております。

 でも、ちょっと怖いような・・・贅沢な悩みです<笑>

 製品のゆびぬきにつきましては、金沢からのもの、大西さんのもの、どちらもまだ少々残っております。お求めになりたい方は、どうぞお早めにおいでください。

 うれしい悲鳴、今日も含めて、あと4日続くでしょうか。


■到着                  1月12日(月)

 あと15時間ほどで、「ゆびぬき展」の開催です。大西さんはすでに東京に到着。今晩は、ゆっくり寝てください。今まで、仕事のかたわら、店主にいろいろと言われながら、必死でたくさんの「加賀ゆびぬき」を作ってくださいました。

 この作品展は無論彼女の希望ではありましたが、マネジメント、その他いろいろをさせていただいた店主のしたことが、あるいは大西さんの望んでいた方向から変わってしまったということはないだろうか、と不安になることもあります。

 ただ、このうつくしい小さな道具の滅びることのないように。物をつくることが喚起するみえない力のあることを、いろいろな方に感じて欲しい。店主はそう思います。皆様、どうぞこの小さなうつくしい手作りのお道具を見てください。昔の女性のデザイン力、それは今に劣るものではありません。そして、この小さなものを、みていただいた方々が、自分も作ってみようと思ってくだされば、嬉しく思います。


■いよいよ                1月12日(月)

 ゆびぬき展はいよいよ明日開催です。今日は作り手の大西さんが札幌から上京してこられます。そして、彼女のお母様も金沢から。大西さんの初めての作品展です。

 彼女が店主に「作品をもっと知って欲しいと思っている。そのためには販売という形もいいと思っている」という話をしてから、半年。さまざまな方々の御好意と、彼女自身の努力が明日形になって現れます。店主も東京でのマネジメント、広報、その他のことをやらせていただきました。とてもおもしろい半年でした。

 これからも、いろいろなお手伝いができれば嬉しいです。

 それでは「伝承の加賀ゆびぬき〜このちいさきものの美〜」
                 はじまり、はじまり!!


■プレゼント               1月11日(日)

 Topページでお知らせしておりますが、キルト結を見て「加賀ゆびぬき展」に御来場くださいました方、店主より先着5名様にささやかなプレゼントをさしあげます。

 会場奥にキット販売などの小さなコーナーをもうけております。「ねこさん、日曜日のキルト結を見ました」、とおっしゃってください。

 ほんと、ささやかなプレゼントですが、キルト結はネット上とイベントだけのお店です。なかなかお客様にお会いすることはありません。店主のキ・モ・チです。<笑>


■泣く                   1月10日(土)

 今日、母の友人のアメリカ人女性と会いました。彼女は店主よりも3歳年上の女性で、日本文化が好きで、茶道・華道などについては店主などよりもよほど良くご存知です。今日も初釜の後席にいかれるとのことで、それまでの時間をお会いすることになりました。

 二人でお昼にうどんを頂きながら、母のことをあれこれ話しました。彼女は母を偲んで泣いてくれました。母も彼女のことが好きでした。彼女は母の手料理のこと、習字のこと、きれい好きであったことなど、素敵な人だったといってくれました。

 母の長所を二人であれこれと言いあいました。私自身は決して母とうまくいっていた娘ではありません。しかし、不思議なもので、他人の目から見た母のことを褒めていただくのは悪い気持ちではありませんでした。そして、私自身も母の長所をあれこれと話しました。話しているうちに、彼女とふたり、また泣けました。人の涙はありがたいものです。母がすでにこの世にいないことを静かな悲しみのなかで素直に惜しむ気持ちになりました。

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 話は変わって、ゆびぬき展のこと。手作りタウンというヴォーグ社のサイトの掲示板に書き込みをさせていただきました。そこから、こちらにアクセスしてくださった方もおいでのようです。ありがとうございます。

 トップページから、加賀ゆびぬきの作者のページにリンクしております。彼女のサイトも是非お訪ねください。美しいゆびぬきのあれこれを見ることができます。


■ゆびぬき                1月9日(金)

 昨日は首都圏版の朝日新聞マリオン欄に、「ゆびぬき」展のご紹介が掲載されました。連絡先としてはブラザーアートスペース銀座となっていたので、ブラザーのほうへお問い合わせが朝から10件をこえたという連絡。興味をもってくださる方の多さに、あらためて、この「ゆびぬき」を知らしめる一端をになうことができたことを嬉しく思っています。

 店主の調べた限りですが、この糸かがりのゆびぬきはほとんど関西方面のもののようです。しかし、四国の骨董店では品物は知っていても、骨董として出てきた記憶はないといいますから、四国でもほとんどない。

 絹の産地と関係があるのかと思いましたが、それはわかりません。

 ただ、京都、近江八幡、加賀にはあります。この三都市をつなぐのは近江商人と呼ばれる人々です。ゆびぬき同様、京都にも加賀にも、そして近江八幡周辺にも、糸手毬も伝えられています。何らかの関係があるかもしれません。

 しかし、このような、暮らしの中の小さな道具、それも女性のものは一度消えてしまえば、その存在すらわからなくなります。暮らしが便利になることにより、消えてしまった道具やその作り方はどのくらいあるのでしょうか。

 加賀のゆびぬきは40年前にひさぎさんのおばあさまが親戚の加賀友禅の縫い子さんのお針箱のなかに見つけ、その作り方を伝えてきました。彼女の周辺以外では、金沢でもすでに忘れられた道具です。店主は今回の作品展のために、東京の石川県の行政関連の事務所にうかがいましたが、工芸品でさえないこのゆびぬきの美しさに驚きながら、その存在はどなたも御存知ありませんでした。

 このゆびぬきは時代には合わないかもしれません。若い方はアクセサリーだと思われるらしい。しかし、それでもいいと思います。アクセサリーとして、このゆびぬきの作り方が時代を生き延びていくならば、それはそれでいいのです。アクセサリーだと思っていたものが、実は実用の道具だったという物語を読むこともあるでしょうから。そして、その道具をたどれば、加賀友禅の縫い子さんにつながり、昔の人の始末の良さに触れ、生き方を知ることになる。モノのちからというのはそういうものです。

 今回の作品展に、一人でも多くの方が来てくださること、そして、まずはこの「ゆびぬき」の美しさに驚いてくださること、暮らしの中の「用の美」に触れて、あらためて暮らしについて、その道具を作り出す時間について考えてくださる事、そのために実際に作って見てくださること。それが店主の願いです。


■反応                  1月8日(木)

 ゆびぬき展の連絡先は店主になっております。それで、お問い合わせのお電話をいくつか受けました。ありがたいこと。
 今日も三人の方から、「地方に住んでいて、作品展にいけないけれど、なにか本などはでていませんか」というお問い合わせがありました。

 作品展の会場では「ゆびぬき」の「キット」を販売いたします。これは会場限定です。すでに土台の部分はできていますし、針以外の材料はすべて真綿も和紙も糸もそろえてあります。そのうえ、絹糸は80メートル巻きを各色いれてありますので、ゆぴぬきはいくつかできる量です。そして、ゆびぬきをいれる小さな箱も添えました。

 個数は20個ずつ、5種類です。模様はうろこ模様という基本のもので、二色と三色があります。数としては少ないので、お求めになりたいかたはお早めに。また、会場では、作者が常におり、デモンストレーションを兼ねて、ご指導いたします。会場でできあがるわけではありませんが、要点などがよくおわかりいただけると思います。作者のおかあさまも応援にきてくださいます。おかあさまも「ゆびぬき」をおつくりになれますので、さくしゃが忙しいときには、おかあさまが対応してくださいます。

 作り方の本は残念ながら出ていません。しかし、もう少しお待ちいただければ、月末には、作り方を掲載した雑誌が発売の予定です。発売になりましたら、お知らせいたします。


■風邪が流行っているようです    1月8日(木)

 風邪があちこちで流行っているようです。SARSも中国で確認されたようです。我が家の娘も通勤途中か、勤め先かで、風邪をもらったらしく、休んでいます。数日で復帰するとは思いますが、店主にうつさないで欲しい・・・もうすぐ「加賀ゆびぬき展」が始まるのですから。店主はお手伝いで会期中はずっと会場です。

 ゆびぬきはすでに発送されたようです。なにせ、北海道からなので、通常の宅配便も2日かかるところ、万が一雪などで遅れてはならじ、というわけで早めの発送をしてくださいました。店主も本日担当のものを発送の予定です。

閑話休題。

 今日の朝日新聞の天声人語は「鳥葬」のことに触れていたのですが、その最後に「最近はハゲタカの方が遺体を敬遠する現象も起きている。人体に蓄積する化学物質が影響しているとの見方も」とありました。
 うーむ。戦後生まれで、着色料で真っ赤にそまったお菓子やウインナーソーセージで育った店主達のカラダはどうなのでしょう。そればかりではなく、さまざまな化学物質が浮遊する都会の空気を吸い、シックハウスやアトピー症候群になやまされつつ、都会に住み続けている・・・店主のカラダは、ハゲタカどころか、カラスにも敬遠されるかもしれません。中国では火葬に切り替える改革を進めるようですが、火葬になっても、「有害化学物質」は残るんでしょうねえ。

 便利さと欲望を追い求める「文明化」=「文化」の結果。

 などといいつつ、「宅配便」を利用して排気ガスの排出の幾分かに加担していたりするわけで、この「結果」を引き受けるのは当然の「結果」ですね。自分ひとりが無実であるわけはないのです。無実ではないことを自覚しつつ、自分にできることをやるしかないのです。


■今日のお仕事             1月7日(水)

 今日と言っても、時間的には昨日になりました。6日のこと。

 一歩も家から出ませんでした。二階でキルト。1.5センチ位のピースをつないでいます。縫い代の方が多いぐらい。縫い代は7ミリ、あるいは1/4インチに設定しています。当然、ミシンです。

 ミシンのキルトは型紙をとりません。ピースに縫い代分を足してカットしたものを、針落ち位置を計算して一度にたくさん縫います。とはいえ、これが1ミリ狂うと、全体ではセンチの単位で狂ってきますから、気が抜けません。ましてや、1.5センチのピースで1ミリ狂えば15枚縫えば、一枚分狂うわけですから。
  縫い代交叉の場所も、きちんと角を合わせるコツは手縫いとは異なります。で、一度ミシンに向かうと。、なかなか立ち上がれない。

 肩はこるわ、首も痛くなるし、肩と肘の関節はロボットにでもなったようにかたまってしまうし・・・

 でも、ミシンで縫うと早いんでしょ、とおっしゃるかたがよくいます。そんなことはありません。ミシンはミシンが無いと縫えません。手縫いは針と糸と自分の手があれば、場所を問わない。ですから、細かい時間を積み上げていくには、手縫いのほうがむいています。

 ただ、ミシンでしかできないこともあるんですよね。店主はそれが楽しいのです。

 今回は細かいピースをつないでいるので、手縫いよりもミシンの方が、「縫ってからカットする」方法を取る事ができるために、ミシンで縫っています。

 家事とキルトしかしない一日だったのです。最近はこんな一日はあまりありません。めずらしい一日。

 さて、「ひさぎさんの『伝承の加賀ゆびぬき』展」の開催まで、あと一週間をきりました。店主の感触としては、かなりのかたが見に来てくださるのではないでしょうか。皆様、どうぞ応援してくださいね。

 キルト結の「店主日記を読みました」とおっしゃっていただける方には、プレゼントでも用意しましょうかね<笑>


■関わり                 1月5日(月)

 亡くなった母の友人から、妹のところへ電話があったそうです。残念ながら、所用でしばらく妹はこちらにいないので、私から連絡をしてくれというメールが妹より入りました。

 友人がすでにこの世にいないことを知る人の気持はどのようでしょう。それを伝えるのが私の役目です。母の事とは言え、少しつらいですね。

 母の友人はアメリカ人です。今日ホテルに電話を入れたのですが、あいにく連絡はつきませんでした。それで、フロントにメッセージを頼もうとしたら、断られてしまいました。どうやら、フロントマンは英語がダメらしい。店主と一緒です<笑>

 しかし、母の友人であり、店主が電話するアメリカ人は、日本語でしゃべるのですけれど。読み書きも達者なはずです。日本の大学で、日本語で経済を教えていたはず・・・結婚相手は日本の男性でしたし。

 アメリカから来た彼女にキルトについてのあれこれを教えたのは店主でした・・・?


■さぼってます、つれづれに      1月5日(月)

 友人からメールで「デザインできた?」

 できてません<苦笑>さぼってます。

 いえ、デザインというのは、いつも考えていて、なにかの時にふっと「見える」ものなんですよね。今回の課題は六角形なのですが、なかなかイメージがまとまらない。別に六角形にこだわらずに、自分の「感情」のようなものが、色とか形に「見える」ならば、それを六角形というモチーフを使って展開すればいいのですが、その大元が、今、見えないので。

 で、今日は何故かネットで「プール」を探してました。もともと肩こりは当然のようにあるのですが、以前に通っていたプールが移転してしまい、遠くなったのでやめたのです。しかし、肩こりはひどくなるし、また太ってるし、これはいかん、というわけで。しかし、なかなか近所には無く、やはり、元の古巣、いえ、引っ越して遠くなったとはいえ、まだ近い場所にある所に戻るしかないかなと思っています。あるいは、電車で二駅先の駅前のプールか。

 そして、郵便局に行ったついでに入った本屋で、つい買い物。これは養老孟司の「まともな人」。時々、自分というヤツの傲慢さを反省する材料になりそうです。あははと笑いながら気軽に読める本。よく考えると難しいのですが、「よく考えないで」読んでも大丈夫かも、と買ってしまいました。

 そういえば、昨日の日記に「物語」という言葉を使ったのですが、「アイデンティティというのは自分が自分に語って聞かせる物語である」と言った心理学者がいました。レインだったかな。

 あんなこと、こんな事、ふらりふらりとつれづれに思っているうちに、ふっとデザインが「見える」ものなんですけどねぇ・・・

 さて、今日は昨日の続きです。絹のミニキルトを製作中。


■絹         1月4日(日)

 絹の生地はすべるのが気持ち良いのですが、それは縫いにくさでもあり、また裁つ時にもずれやすいのです。今日は大島地のはぎれをカットして、小さなパターンを作っておりました。

 かつて、27年前に日本に初めてパッチワークキルトが紹介され、あっという間に日本に趣味として広まっていった頃、パッチワークと言えば、木綿を使うことが推奨されていました。それも、ブロードなどの目のつんだ布ではなく、エイティスクエアがいい、などと言われたものです。エィティスクエアと言われても、それがどのような布であるのか、地方ではさっぱりわかりませんでした。

 子供達の小さくなった衣類でパッチワークをすると、色合いがどうしても野暮ったく感じました。アメリカのバッチワークの色の鮮やかさに憧れました。そのうちにアメリカン・コットンという名称で、アメリカの生地が輸入され始め、国内でもパッチワーク用としての木綿の生地が作られ始めました。バッチワークには木綿というのが常識となっていきました。

 パッチワーク・キルトにとって、布は絵具です。手持ちの古い木綿だけでは、色が足りません。自然と新しい木綿の布を買うようになりました。そして、新しい柄が出ると、競って買い求めもしました。

 最近、和モノブームもあいまっての事かも知れませんが、絹地をキルトに使うことが珍しくなくなりました。古い着物を解き、思い出をキルトに作り変えることもあります。絹地だけで作るキルトもありますが、絹も木綿もラシャも合わせて作るキルトもあります。キルトは木綿の布という観念が薄れてきました。

 絹の古い着物でキルトを作ると実用にはむきません。どうしても、新しい布よりも強度が劣る。しかし、時を経て物語を含んだ生地は魅力的です。自分自身の着物をこわすときには、やはりそこに思い出という物語を読んでいます。人は物語を必要とする生き物ですから。そして、キルトもまた、物語を紡ぐのです。

 今日触っていた大島は新しい反物のはぎれです。この布が持っている物語は、この大島紬を織った職人さんの仕事だけ。そこに私は自分のお話を付け加え、また、語り部ともなるのです。そして、私の作ったキルトをどこかで見てくださる人達が、別のお話を付け加えてくださるでしょう。


■初仕事      1月3日(土)

 今年は息子は自分のアパートでうだうだとすごす予定らしい。「そっちには行かない」との事。元気なら、まあいいでしょう。母親としては、喪中とはいえ、正月くらい顔みせなはれ、といいたいところではありますが。
  娘達はそれぞれにまったりしています。そして、一人はバイト、一人は新年会にでかけていきました。
 亭主はごそごそと本を引っ張り出し、勉強中の様子。

 では店主は?

 昨日、サークルカッターという、バンバン円を切る事のできるカッターを使ってあっという間に140枚のサイズいろいろの「円形の布」を作ってしまいました。これはちょっとした「おためし」だったのですが、予想外に簡単に円形の布をカットできることがわかりました。しかし、布だけカットしてどーする?

 結局、ヨーヨーにするべく、奮闘。昨夜と本日で一応、130枚ほどのヨーヨーとコサージュ一つ出来上がりました。ヨーヨーはまだつないでいませんが、ランダムにつないで、クッションにでもする予定です。

 本当は和布のミニキルトを作ル予定もあり、友人のお孫さんのためのものも予定しているのですけど・・・余計なことに手を出してしまいました<苦笑>

 さて、今年もキルト作りの始まり始まり!!


■ 抱負            1月3日(土)

 新しい年が明けました。明けて早々に、キルト結のサーバがダウンしました。店主は何が起きたかわかりませんが、一日で復活してよかった。

 抱負などというものがあるわけではありませんが、今年はキルトの大物をつくりたいですね。いえ、作る予定です。去年の分まで。
 そして、キルト結ももうすこし手入れをしたいものです。そのためには、パソコンの事もすこしは勉強しなければいけませんね <笑>
 あとは、できる事ならば、プールにもう一度通いたいものです。これは肩凝りの軽減と運動不足の解消のため。しかし、近所にプールが無いので電車に乗っていくことになります。それが面倒なのですよね。うーむ。なにか良い手立てはないものでしょうか。

 なんだかんだいって、店主は結構いろいろな事に手をだすクチなので、今年もまた何かやらかすかもしれない・・・何を始めるにせよ、皆様お見限りなきよう、御友誼賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。