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■みどりの日            4月29日(火)

 今日はみどりの日。その言葉どおり、東京でも武蔵野といわれる、私の住むあたりでは、ケヤキの若葉青葉が美しい。この季節はじっと耐えていた冬という時間をいのちのちからが押し破り、歓喜の歌を歌っています。日々緑は濃くなり勝り、花々は咲き乱れ、命の営みは繰り広げられています。

 そんな季節に逝った私の母は、花の好きな人でした。ささやかな母の庭にはヒメりんごの花と、薄紫の花が一叢、咲いていました。
母は和裁をしていた時期もあり、遺品には裁縫の道具がいろいろとあります。そのなかに、古いラシャ鋏が一本。その鋏について、むかしがたりに聞きました。

 まだ母が娘時代のこと、まあまあの暮らしをしていた父親の元にどなたか、暮らしに困った方がその鋏を「かってくれないか」と尋ねてこられたそうです。その鋏をみた父親が「この鋏はよいものだ。」と、即何がしかのお金で買い取ったとのこと。「この鋏を使っていた人は昔はよい職人だったのだろう」と父親ーつまり私の祖父がよく言ったそうです。そして、その鋏は戦争の炎をくぐり、母の嫁入り道具の一つとして、母と共に52年過ごしました。

 そのラシャ鋏は確かによく切れるのです。なんど研ぎに出したでしょうか。母が絹物を裁つのにかかせない一本でありました。子供時代にその鋏をいたずらしているとものすごく叱られました。ものを縫うかたなら良くご存知でしょうが、鋏は布を切るものと紙を切るもの、また、そのほかを切るものと、用途によってわけて使わねば、すぐに切れなくなってしまいます。ですから、母は子供に鋏をいじられることを特に嫌いました。

 その鋏、母のよすがとして、貰いたいと思っています。私もまた、縫うことにかかわっています。戦前の職人さんが使った鋏、祖父が買い、戦争をくぐりぬけて、母が使い込んだ鋏、私がまた、使うことが出来れば、と思います。

 母の鋏で裁つ布は、やはりやわらかものがふさわしい。この緑の若葉を透けてくる光と風の一日、まだ、しばらくは母のこと、何かにつけて想うことでしょう。

 明日また、母のことで出かけてまいります。メールなどのご返事が出来ませんが、帰宅いたしましたら、ご返事申し上げます。ご迷惑をおかけいたしますが、しばらくこの調子で、週に二日ばかりは出かけることになるかと存じますので、、あしからずご了解くださいませ。どうぞ宜しくお願い申し上げます。


■個人的な事ですが       4月25日(金)

 このところ、日記の更新が滞っておりました。理由は母の具合が急に悪化し、東京を離れていたためです。母は22日に他界いたしました。ご迷惑をおかけした方もおいでとぞんじます。お詫び申し上げます。

 ご注文に関し、少々お時間をいただく場合もございますが、いただいたメールには必ずご返事いたしますので、宜しくお願い申し上げます。

 母のこと、いろいろな思いが交錯します。私もまた、母でもあります。この思いについては整理ができるものではないような気もします。

 ともあれ、ご迷惑をおかけした皆様にお詫びもうしあげます。


■おめでとう            4月16日(水)

 今日はチャップリンの誕生日。チャップリンの代表作はなんでしょうね。喜劇王として、あまた作品を残しましたが、みなすばらしいものでした。「街の灯」「ライムライト」「「モダンタイムス」「独裁者」etc.おもしろくて哀愁も風刺もあって、映画として、まだ生命力を失っていないと思います。「人生は素晴らしい。大切なのは勇気と想像力」と彼は語りました。

 あまり、キルトとは関係がない話題ですね。チャップリンの映画の中に、「キルト」が出てないのでしょうか。あるような気がするんですけどね。どなたか、ご存知ありませんか?

そして、当然、世界中の1/365の人の誕生日。(正確には2/29生まれの人もいるし、出生のばらつきもあるでしょうから、ちがうのですけど、固いことはいわない!) その、すべての人におめでとう。

四月生まれの誕生石はダイヤモンド。今日の誕生花はチューリップ、花言葉は「美しい瞳」。星座はおひつじ座。

 どうも知人の誕生日らしいので、この日記をよんでいたら、「おめでとう」ということです。


■秘密のページ           4月12日(土)

 三月までトップページを飾ってくれた作品を見たいというお声をいただき、大喜びであたらしいページをつくりました。

 でも「秘密のページ」なのです。そんなの見たくないよ、という方もおいででしょうし。見てみるのもよいかな、と思ってくださる方、探してください。指貫の写真があるページのどこかに入り口があります。

 こんなことばかりしていて、さっぱりキルトをしていない店主。
いいんでしょうか??

 いいはずがありませんね。<苦笑>


■おめでとう             4月11日(金)

 友人のお嬢さんが結婚されました。そして、今日そのお嬢さんは東京を引越して行きました。

 彼女が転勤で、東京に来たのが昨年の7月。一年にも満たない東京暮らしでした。「三年くらいはいるかな」と言っていたのに。出会うべくして、出会った人がいて、あっという間に「結婚」してしまいました。驚いた。しかし、「結婚」というのは当人にとって「そのとき」に背中を押されるものですから。

 彼女がお母さんのおなかの中にいたときから知っています。成長のおりおりに会いました。泣いたり笑ったり怒ったり。思春期すぎからなかなか会うこともなくなりましたが、今日はその分おしゃべりをしたような気がします。

 おめでとう。そして、新しい暮らしのなかで、あなたらしく生きてください。はなむけの言葉もないけれど、若い人がしあわせ、というものを見つけますように。遥かな場所からではありますが、祈り、願っています。

 若いことばかりがが『良いこと』ではないけれど、彼女の顔が輝いていて、「若さ」というものはいいものだな、と素直に思えました。

 彼女お祖母様もパッチワークを趣味としておられます。彼女は「ダブルウェディングリング」のキルトを縫ってもらったでしょうか。


■フェルト               4月9日(水)

 昨日はフェルトつくりをしました。最近フェルトを自分で作ることもかなり一般的になってきました。そのためのウールもカラフルなものが出回るようになりました。で、店主も挑戦。

 結果、満足のいくものではありませんが、なんとかフェルトになりました。しかし、これがなかなかの肉体労働であることも判明。まだ、今日は筋肉痛にはなっていませんが、数日したら、出てきそう・・・( なにせ、年・・・いえいえ、まだ若いですが<笑>)

 フェルトというものは小学生がアップリケなどに使うものという認識が一般的であった頃、店主もカラフルなフェルトを手芸店で買ってきては人形やマスコットを作るのに熱中したこともありました。
しかし、今どきのフェルトはそういうものとは違います。自分で作れば厚みもフェルト化する程度も、そしてなにより色が違う。それを何に使うか。

 もちろん、キルトに使うのです。さて、どのように使いましょうか。といっても、今回のものはまだ「お試しもの」です。


 

■君知らず              4月7日(月)

 君知らず、という言葉をごぞんじですか。

 縫うことを仕事にしていた、仕立て職人の方々のひそかな楽しみ、なのだそうです。仕立てを請け負って、布を一反預かり、仕立てた残りのほんの少しの生地をいただく。それを君知らず、といったそうです。

 それらの少しばかりの生地を集めて、大きなものなら、布団。多少の布があれば、帯もつくったとか。また、お細工物として最近注目されている小袋や、人形など。みな、職人さんの手先から生まれたのでした。

 お細工物は武家や裕福な商家の娘の裁縫の代わりに教えられたものともいわれます。しかし、生地のことなど考えずとも良い豊かな家の娘たちが考えたものではないでしょう。それはやはり、こつこつと縫い物をしていた縫い子さんたちが、「君知らず」を用いて作り出した「無名の作品」

 キルトに通じるものがあるように思います。


■雑誌                 4月6日(日)

 店主が、初めてキルトというものを知ったのはかれこれ30年ほども前になります。ジョナサン・ホルスタイン夫妻のコレクションが資生堂の招聘によって、日本を巡回し、それが京都で開催されたとき、偶然に見たのです。

 以来、キルトに魅せられているのですが。

 日本のキルトに関する専門雑誌は数誌ありますが、一番古いといえるのは、パッチワーク通信でしょう。それから、キルトジャパン。あとは、別冊もの、あるいは廃刊になったもの。キルト専科という雑誌は廃刊になりました。
店主はそのほとんどを持っています。しかし、さすがに、個人で所有しているには多くなりすぎ、しかし、資料としては処分するには惜しく、困っていました。

 東京のブラザーミシンのショールームに少し、キルト関連の本がおいてあります。そこに交渉してみました。
すると、快く引き取っていただけるとのご返事をいただきました。「皆さんに見ていただけるように考えます」とのこと。
ありがたい。 

 今日ダンボールにせっせと本を詰め込みました。パッチワーク通信は最初の頃の数号が抜けていますが、ほとんどがあるはずです。でも、現在のところ、ナンバーが何冊か他にも抜けています。しかし、探せばあるとおもいます。キルトジャパンは創刊号からすべてあるはず。これもまた、げんざいのところ、何号か抜けているのですが、多分あります。キルト専科は創刊号から廃刊されるまでのすべてがありました。そのほかにも、パッチワーク教室、パッチワークの絵本、などを詰めています。

 月曜日から、順次、ブラザーさんに発送いたします。ブラザーさんのショールームで皆さんに公開され、資料として活用されることを願っています。もちろん、店主もブラザーショールームに行って、読むことにします。

 ブラザーショールームは銀座にあります。皆様、行かれる機会がありましたら、キルトの資料としてのそれらを見てください。日本でのキルトの歴史の半分がわかります。荷物を詰めながら、改めて、今流行りのように言われている「和風」というものが、キルトを日本人が作り始めてから、ずっと、テーマとしてきたものだったことを確認したりいたしました。

 雑誌の寿命は短いものですが、資料としてはその時代の空気を持つものです。大宅壮一文庫では雑誌の収集をメインにしていますが、「キルト」に関するものはありませんでした。その意味で、このささやかな収集がキルトに関して、何らかの役に立つことがあるかもしれません。

 それを願いつつ、明日もダンボールと格闘です。


 

■英語                 4月4日(金)

 このサイトのリンクページに行伝先生のサイトがリンクされていますが、その先生の日記に英語の問題が出ています。

 店主玉砕。

 英語はもう何十年と触れていません。たまに、アメリカのキルトの雑誌を眺めていますが、決して読んでいるわけではありません。「眺めて」いるのです。久しぶりの英語はなかなかアタマに入りません。それでも、わからないなりにキルトに関することならば、何とかなるのが不思議です。アメリカのキルトの雑誌も、たしかに読めるわけではなくても、なーんとなく、意味がわかったりいたします。

 本当は、ちゃんと英語が出来ることがbestです。でも、なかなか、なまけものは勉強をしないんですよね。で、そのまま。

 みなさま、英語に自信のおありの方は、どうぞ、行伝先生のサイトにいかれて、問題を解いてくださいませ。

 もうじき、鳩袋というお細工物の一種、桜袋と同様に琴爪入れですが、それをUP出来ると思います。材料セットです。和風のものが続いたので、壁紙を変えてみました。ちょっと和風です。いかがでしょうか。


 

■しごと                4月2日(水)

 お勤めをしようかな、と応募していた先から、「残念ながら・・」の返事がきました。年齢ばかりが理由ではないでしょうが、店主の年齢を考えるとやはり、この不況の時代、なかなかお勤めは難しいかもしれません。

 それよりもこのサイトをちゃんとやりなさい、ということでしょうか。

 今日一日は「しっかりおちこみ」あしたは「次」を考えましょう。


 

■高校野球              4月1日(火)

 今日は四月馬鹿、うそをついても許される日。というのも、うそなんでしょうか?まあ、楽しいうそをつきたいですね。

 しかし、うそではなくて、今日の高校野球は思わず見てしまいました。東洋大姫路と花咲徳栄ですか。昨日は延長15回で引き分け、今日の試合も延長10回まで。攻守ともにそれぞれの学校の選手はせめぎあい、しのぎあい、皆必死で。
店主はまったく野球には暗いのですが、それでも、わくわくしてしまいました。
この試合はおそらく今回の選抜高校野球大会の数ある試合の中でも、特別なものになるでしょう。 負けた、埼玉の花咲徳栄、あなたがたは試合には負けたが、誇りとして良い。たくさんの人があなた方の試合に感動しました。 勝った東洋大姫路、あなたがたの勝利は楽に手に入れたものでないがすばらしいものでした。あなた方の次の試合もまた、この試合ゆえに、素晴らしい試合であってほしい。

 若さというのは常に素晴らしいとは限りませんが、今日見た若者達は素直に素晴らしい若さを見せてくれました。

 店のタイトルロゴを娘がつくってくれたものに変えました。いかがでしょうか。


 

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